株式会社森田木工所では、蒲鉾板の製造におけるシステムマネジメントで、2019年8月、「ISO9001:2015」を取得しました。
蒲鉾板は食品である蒲鉾に直接触れ、水分量の調整などその品質に大きく影響する木工加工品です。
納入先蒲鉾メーカー様が社会から求められる安心や安全の消費者ニーズ、食品安全基準も年々高まり、大変厳しいものへ変わっています。
それらに応えるべく、当社でもISOを取得しました。
蒲鉾製造企業様へ、高い品質でしっかりと応えていきたい。
蒲鉾メーカー様に貢献し、さらには社会へ貢献できるよう最大限努めています。
その取り組みはすべての従業員が統一した意識の元実行しており、製造時の着用品も食品製造レベルの品質。
食品工場仕様のウエアを着用しており、裾や手首回りなどの着用方法もチェック。食品工場仕様のウエアのほこりや毛髪を除去して工場へ入ります。
創業昭和43年以後、当時先駆けて工場内の各セクションを順次オートメーション化し、生産の効率化を図ってきました。
2面ギャングリッパー・プレナー・横切り・チッパー・蒲鉾板自動選別装置・動物実験床敷製造ライン一式・滅菌装置 他
原材料の節や色の変化などに反応する独自に開発したコンピュータ画像処理装置で、高速選別を業界で初めて実現するなど、様々な工場設備を導入して、積極的に製造工程の合理化や生産量の向上を図ってきたのです。
一方、従業員一人ひとりの厳しい目で各工程をチェックすることも欠かせません。森田木工所の従業員はベテランも多数おり若手とともに品質の維持・向上に取り組んでいます。
森田木工所の製品は、従業員それぞれの"作り手意識"の高さに支えらえています。
安定供給を目指してヨーロッパ産モミの加工板を輸入し原材料としています。
蒲鉾の種類に合わせてご要望いただいたサイズにカットして蒲鉾板へ。
さらに加工途中で出る、副産物である削り片(プレナー屑)は、ほこりやおが粉と選別して動物の床敷へ。元来食品に付与する板の加工過程で出たものなので、薬品や接着剤の混入がなく単一樹種のため、実験に最適です。ほこりやおが粉は工場設備で分別されるため、動物にとっても隠れる習性を満たしストレスが少ないカールした削り片をご用意することができ、細かなおが粉が動物の呼吸器官に及ぼす影響を防いでいます。
自然環境の恩恵を受けた木材を原材料とする事業ですので、サスティナブルな事業、社会の実現を目指しています。
原料とする木材は気温や湿度に影響を受けます。森田木工所・モリタ興商は、自然豊かで、冬場は-2度を下回ることがほとんどない温暖な土地、静岡県島田市で製造・管理・出荷しています。
東西に延びる東名高速道路(吉田IC)、新東名高速道路(島田金谷IC)、バイパス、東海道線(島田駅)や東海道新幹線、南北に延びる大井川鉄道、さらには静岡空港にも大変近く、海沿いで周辺市には港もあり、交通の便が大変良い立地です。
安定し利便性の高い環境で製造、出荷することで、お客様のニーズに迅速に応えることができます。
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